エジェクタピンとコアピンの豆知識
秦精工が短納期でエジェクタピンを納入できる理由
直前の設計変更や鋳造中のトラブル等、急ぎでエジェクタピンが必要になったことはありませんか。その際は当社までお声がけください。当社ではエジェクタピンを短納期で生産、出荷しています。
今回は「なぜ当社が短納期でエジェクタピンを出荷できるのか」その理由についてご説明します。
1.社内一貫生産
当社ではエジェクタピンを社内で一貫生産しています。株式会社プロテリアル製DACなどエジェクタピン専用素材を保管し、粗加工、熱処理、仕上げ加工、最終検査、出荷までの全てを社内一工場で管理しています。専用工場であるからこそ、納期に合わせた生産を実現しています。
2.幅広い製品在庫
標準品は規格・サイズ別に在庫保有しています。ご注文をいただき在庫を確認できれば最短で当日出荷も可能です。出荷状況に応じて当社独自の生産管理システムでリアルタイムに在庫状況を把握し、追加生産することで短納期出荷体制を整備しています。
3.充実した設備
当社では旋盤、研削機、溶接機、熱処理炉などエジェクタピンの生産に関係する様々な設備を保有しています。また、工程毎に対応設備を複数台揃え、状況に応じて最適な設備を選択することで、円滑にエジェクタピンを生産しています。
4.工程負荷の分散
各工程では熟練者が責任を持ってエジェクタピンの生産を担当していますが、状況に応じて一工程にとどまらず他工程も担当します。担当者が生産状況に応じて他工程をサポートすることで工程負荷を分散しています。
5.追加工品の短納期にも対応
エジェクタピン追加工品の短納期対応ができるのも当社がエジェクタピン専用工場であるからこそ。追加工図面データを頂ければ、製品在庫からすぐに追加工が可能です。規格外の特別オーダーに対しても製品在庫品のカスタマイズや、素材投入から最適な工程を選択することにより、ご希望の納期に寄り添った対応をいたします。
「なぜ当社が短納期でエジェクタピンを出荷できるのか」がお分かりいただけたと思います。エジェクタピンをお急ぎの際はお気軽にご相談ください。
尚、2023年より当社製エジェクタピンを『ヤスキピン』と命名しています。
古来より、島根県は製鉄業が盛んであり、明治32年(1899年)に現在の株式会社プロテリアル安来工場の前身である『雲伯鉄鋼合資会社』が安来の地に設立されました。以来、和鋼の伝統と製鉄技術が発展継承され、株式会社プロテリアルの特殊鋼『ヤスキハガネ』が誕生しました。
『ヤスキピン』とは、『ヤスキハガネ』を使用し、当社で長年にわたり蓄積した独自の技術と、社是である”創意研鑽”の精神でつくり上げた高耐久性エジェクタピンのことです。
『ヤスキピン』とともに、今後とも当社へご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。